近頃よく見聞きする、縁起の良い日「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび/いちりゅうまんばいにち)」をご存知ですか。
詳しくは知らなくても、宝くじ売り場などで見かけたりして、縁起の良い特別な日として認識している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、一粒万倍日についての基本的な情報の他、一粒万倍日以外の縁起の良い日や、一粒万倍日にしてはいけないこと、した方が良いことなどについても詳しくお伝えしていきます。
一粒万倍日やその他の縁起の良い日のことをしっかりと知ることで、運気の流れがスムーズになり、あなたの日常が良い方向へ変わるでしょう。
是非参考にして、2024年の一粒万倍日や縁起の良い日を最大限に活かしてみて下さいね。
◆この記事の監修者
開運アドバイザー
九星気学風水アドバイザー
赤はね さい子先生
インテリアコーディネーターとしてお客様と接する中で、風水に関する質問を多く受けたことから、九星気学・風水インテリア・陰陽五行・コーチングを習得。現在、風水セラピスト、開運アドバイザー等として活動。
SNS:Instagram ・ Ameba blog
所有資格
・インテリアコーディネーター
・風水セラピスト(JAAMP)
・住宅鑑定風水インストラクター(JIA)
・ライフオーガナイザー1級
・ハウスキーピング協会・ルームスタイリストプロ認定講師
そもそも一粒万倍日ってどんな日?
最強レベルの強運日として知られる一粒万倍日ですが、そもそもこの日は古代中国から日本に伝わった古い暦、二十四節気や干支がもとになっています。
二十四節気は、1年間の太陽の動きを24等分にして考えられた暦のことで、古くから稲作などの農業に役立てられていました。
立春や、夏至、秋分、冬至など季節の変わり目でもあり、それらの節目と干支を組み合わせた一粒万倍日は1年間に60日近くもあります。
その文字通りに、一粒の籾が成長して、万倍もの米粒となる縁起の良さを表した日であり、最近注目されている吉日です。
ものごとを始めると何倍にもなって返ってくるという意味を持つため、最強の吉日とされている反面、悪いものも何倍にもなって返ってくるため、ものごとによっては注意が必要です。
【最新】2024年の一粒万倍日はいつ?
2024年の一粒万倍日をご紹介していきます。
一粒万倍日大体月に5日程、一年間で60日程ある吉日です。
2024年の一粒万倍日をチェックして、何かを始める際の参考にしてみてください。
また、不成就日と重なると一粒万倍日の効果が打ち消されてしまうため、不成就日と重なっている日は以下には入れておりません。
2024年の不成就日以外の一粒万倍日の一覧は以下の通りです。
1月 | 1、13、25、28日 |
2月 | 7、19、24日 |
3月 | 2、10、15、22日 |
4月 | 3、6、18、21、30日 |
5月 | 15、16、28日 |
6月 | 10、11、22、23日 |
7月 | 5、8、17、20、29日 |
8月 | 1、11、16、23、28日 |
9月 | 17、24、29日 |
10月 | 6、9、12、21、24日 |
11月 | 2、5、17、18、29、30日 |
12月 | 14、25、26日 |
2024年最強の吉日はこの日
その月によって異なる、それぞれに定められた干支の日が一粒万倍日となります。
一粒万倍日が他の吉日と重なった場合、さらなる幸運が待つ開運日になると言われています。
吉日の中でも最もパワーがあるとされるのが天赦日(てんしゃにち/てんしゃび)です。この日は天から全てがゆるされる日とされており、一粒万倍日と重なると最強の吉日になると言われています。2024年であれば、1月1日、3月15日、7月29日、12月26日がその日に当たります。
是非、2024年最強の吉日を見逃さないようにして、新しいことを始めたり、善い行いをしてみてはいかがでしょう。小さな一歩が何倍にもなって返ってくるかもしれません。
一粒万倍日以外の吉日一覧
ここでは、一粒万倍日以外の吉日12個を一覧にしてご紹介します。
基本の吉日を知って、その日がどんな特徴を持っているのかチェックしてみましょう。
それぞれ吉日の特徴を知ることで、さらなる運気上昇の可能性が高まるでしょう。
- 天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)
- 大安(たいあん)
- 巳の日(みのひ)
- 鬼宿日(きしゅくにち)
- 己巳の日(つちのとみのひ)
- 寅の日(とらのひ)
- 神吉日(かみよしにち)
- 大明日(だいみょうにち)
- 月徳日(つきとくにち、がっとくにち)
- 母倉日(ぼそうにち)
- 天恩日(てんおんにち)
- 天一天上(てんいちてんじょう)
さらにここからは、それぞれの吉日について詳しくご紹介しましょう。
是非参考にして、気持ちの良いスタートを切ってみて下さい。
1.天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)
古暦(ふるごよみ)の日付の下に付いた注記のことを暦注と言います。
天赦日は、旧暦の暦注です。春夏秋冬の四季ごとに1回巡って来る日なので、年に4回天赦日があります。
例えば春であれば、立春から立夏の前日までを一区切りとする「節切り」の干支によって、選ばれる吉日のことです。
前述でもご紹介しましたが、全てにおいて吉となる最大級の吉日であり、天の慈悲によって全てのものが赦される日として知られています。そのため開店や結婚、入籍などに良いとされている日です。
2.大安(たいあん)
「大いに安し」として、六曜の中で最も吉日とされています。
成功しないことは無いと言われている日になります。
結婚式など人生の節目の日には、ぜひ大安にしたいと言う方は多く存在します。
3.巳の日(みのひ)
日本の古い暦の考え方では、干支暦と言われる12の干支を、10日を一区切りにする中国由来の十干という考え方と合わせて、日付や時刻を読んでいました。
巳の日もそのひとつであり、干支がもとになっているため、12日に1度めぐってきます。
白蛇は弁財天の使いと言われており、財運や金運を司る象徴です。そのため、白蛇にも通じる巳の日は財運や金運、商売繁盛を呼ぶ吉日と考えられています。
巳の日には、金運に関することを始めると良いとされています。
例えば、宝くじの購入や起業や開店、財布の使い初めにもおすすめの日です。他にも、金運を願って弁財天をお参りするのにも良いでしょう。
反対にお金を貸す、などお金が出ていくことは控えた方がいいと言われています。
4.鬼宿日(きしゅくにち)
鬼宿日は中国からインドに伝わった星占いが由来といわれる大吉の日です。
二十八宿と呼ばれる区分法で天体の位置を表しており、この方法を用いてインドでは吉凶を占いました。
日本には宿曜経として伝わっています。鬼宿日は、家にいる鬼が宿に泊まるので、何事も順調に進む大吉日と言われています。28日ごとにめぐってくる、全てにおいて良い日ですが、結婚、入籍、結納には向きません。
嫁入りする側からすると婚家は宿とも言えるので、宿の中で嫁と鬼が鉢合わせしてしまうと考えるからです。
結婚以外の転居や宝くじの購入、財布の新調などにはピッタリの日です。
5.己巳の日(つちのとみのひ)
60日に1度やってくるのが己巳の日(つちのとみのひ)です。
この日は前述で紹介した巳の日より、さらに縁起がいいとされています。十二支の巳に十干の己を組み合わせた吉日となります。
金運が上昇する巳の日ですが、己巳の日はさらに金運が強まる強運日です。そのため、巳の日と同様、お金に関わるアクションを起こしてみると、金運が上昇します。
宝くじの購入や財布の新調、起業、銀行口座開設などにおすすめの吉日なので、試してみてはいかがでしょう。
6.寅の日(とらのひ)
古い暦の考え方によると、巳の日などと同じように、十二支のひとつである「寅の日」も金運アップにつながる日として知られています。
暦のもとになった古代中国では、トラは縁起の良い動物であり、トラの毛色が黄金色の金運を招く幸運の象徴としてとらえられていました。
また、毘沙門天の遣いとして知られていたトラは、神聖な存在と考えられていました。
この毘沙門天が金運や商売繁盛を司る神であることから、金運上昇と関連付けて考えられるようになったと言われています。
7.神吉日(かみよしにち)
神吉日は、ご神徳を授かる日ということで、神事に関することを行うのにふさわしい、縁起の良い日のことです。
また、中国由来ではなく、倭暦が由来という特徴があります。
神吉日は、60ある干支のうちの33個を吉と数えます。吉日が月の半分近くを占めるため、他の吉日に比べて圧倒的に数が多いのも特徴です。
日本独特の文化が生んだ吉日とも言えるでしょう。
8.大明日(だいみょうにち)
大明日は、天地の道が開かれ、世界中が太陽光に照らされる縁起の良い日とされています。
暦の暦注に記されており、全ての行いに吉となるため、やらない方がよいことがない日でもあります。
60個ある干支の中の25個が大明日に当たるため、大明日もよく巡って来る吉日と言えるでしょう。
特に結婚にまつわる事柄に吉と言われています。入籍や結婚式、結納や両家顔合わせから、引っ越しや旅立ちにも良いとされています。
9.月徳日(つきとくにち、がっとくにち)
何事にも良いとされる日として、月徳日も挙げられます。
月徳日は、特に建築や工事に関わることに縁起の良い日と言われています。引っ越しなどにも良く、リフォームにも向いています。
宝暦と呼ばれる江戸時代に使われていた暦の中の縁起の良い日に当たります。1年に35回ほど巡ってくる吉日で、その月の徳神(善神)がいる日という意味があります。
月徳日はその月の福を司る日なので、何事にも良い日とされているのです。
1月、5月、9月であれば丙の日が、2月、6月、10月であれば甲の日が、3月、7月11月であれば任の日が、4月、8月、12月であれば庚の日が月徳日に当たります。
10.母倉日(ぼそうにち)
母倉日も何事にも良い日とされますが、特に結婚に良い日とされています。
この日は、天の恵みを受けやすい日と言われています。母が子を慈しむように、天からの慈愛が受けられる日とされ、近頃は結婚や入籍の日として人気が高い日です。
干支と月の組み合わせで巡って来る母倉日は、月に4回から10日やってきます。
11.天恩日(てんおんにち)
古い暦の考え方では、15個の干支が天恩日に当たり、5日間続くのが特徴です。
天の恩恵をすべての人が受け取ることのできる日で、葬儀以外であれば、何を行うにも縁起の良い日とされます。
人生を大きく動かすような結婚、引っ越し、子どもに関する慶事、不動産の購入や契約、企業や開店にも良い日です。また、厄除けにも良いでしょう。
12.天一天上(てんいちてんじょう)
天一天上とは、陰陽道による考え方で、天一神(なかがみ)が天に昇っている日と考えられています。
天一天上の日は癸巳(みずのとみ)の日から16日間の戊申(つちのえさる)の日までとされています。
この期間は、人はどの方向に向かってことを行っても差し支えないとされる吉日の期間です。けれど天一神の代わりに日遊神が地にいて、家の中で祟りを起すので、家の中を清浄にしなくてはいけないとも言われています。
そのため、この日に家をきれいにすると運気を良くすることができると考えられています。
一粒万倍日にしてはいけない5つのこと
縁起の良い一粒万倍日ですが、その日に行うことが万倍にもなるという意味があるため、悪いことも膨れ上がって返ってくることになると言われています。
その日に行ったものごとによっては、苦労の種が大きく育ってしまうことになるのです。
そのため、一粒万倍日には控えた方が良い行動がいくつかあります。以下では、一粒万倍日に控えるべき行動について詳しくご紹介していきます。
せっかくの吉日ですから、うまく活かせるようにチェックしてみましょう。
1.ローンを組む
一粒万倍日にローン契約を結ぶことは辞めた方がよいと言われています。
その日に契約をすると、なかなかローン残金が減らない、ローンを返すのに苦労すると言われています。その日借りたお金が万倍の苦労となって返ってくると考えられているのです。
日取りは選べるものですから、一粒万倍日を避けてローンを組む方が気分的にも良いのではないでしょうか。
2.住宅の購入や契約
住宅の購入や契約は新たな一歩ではありますが、ここでも気を付けるべきポイントがあります。
契約ごとといってもローンや借金を伴わない、売買契約であれば問題ないのですが、一粒万倍日に住宅購入のためのローンの契約をすると万倍の苦労となって返ってくると考えられるので注意しましょう。
3.車の購入や契約
車の購入や契約でも同様に、車の納車日にしたり、購入を決めること自体は悪くはないのですが、車の購入のためのローンを組む日を一粒万倍日にするのは控えた方が良いでしょう。
この場合も、苦労が万倍になって返ってくると解釈できるので、日取りの決定は慎重に決めることをおすすめします。
4.引越しなどの賃貸契約
一粒万倍日に引っ越しや賃貸契約をすること自体は悪いこととはされていませんが、契約に伴うローンや借金によって、苦労すると言われています。
引っ越しなどの賃貸契約でも、ローンや借金を伴う契約を一粒万倍日に締結することは避けた方が無難です。
ただし、新たな第一歩を踏み出す、引っ越し自体を一粒万倍日に行うのは、縁起が良いとされます。
5.借金をする
一粒万倍日に借金をすることも控えた方が良い行動のひとつです。その日借りた借金が万倍の苦労となって返ってくる、なかなか借金の残金が減らないとも言われています。
一粒万倍日に借金をすることは、なるべく控えた方が良いと言えるでしょう。
一粒万倍日にするといい7つのこと
基本的に一粒万倍日に始めるものごとは、一粒の籾のような小さな行いが、後々何倍にもなって返ってくると言われているため、一粒万倍日には増えて良いものごとを行うのがおすすめです。
ここでは一粒万倍日にするといいこと7つをお伝えします。
1.お財布の新調
一粒万倍日は比較的に多く来ますので、他の暦注と重なった日は特にご利益も倍増しやすいと言われています。
特に、一粒万倍日にはお金にまつわることを始めるのが良いとされ、財布を買うのにも、使い始めるのにも良いよされています。
新しいお財布から出て行ったお金が、万倍になって返ってくると考えられているので、金運アップを願って試してみてはいかがでしょう。
2.バッグの新調
一粒万倍日には、お財布以外にも、バックの新調も縁起が良いとされています。
バックも金運と関係があると言われており、大き目のバックが金運を呼ぶという風水の考え方もあります。
新しいことを始めると縁起の良い一粒万倍日に、バックを新調したり、使い始めることも金運アップにつながるでしょう。
3.事業・仕事の開始
ものごとを始めることが万倍の福になって返る、開運につながる、と言われているため、一粒万倍日は事業や仕事の開始にも縁起が良いとされます。
新しいものごとを始めることが金運の上昇や商売繁盛につながります。開店や開業の日取りを考えるなら、是非、一粒万倍日を選んでみましょう。
4.車・家などの大きい買い物
一粒万倍日に車や家などの購入のためのローンや借金の契約をすることは控えた方がいいですが、一粒万倍日に購入すること自体は悪いことではありません。
大きな買い物が、浪費ではなく、将来につながる投資のような意味を持つならば、その買い物が大きな福となって返ってくるでしょう。
5.新しい趣味の開始
一粒万倍日に新しい趣味や習い事など、未来につながる第一歩を踏み出すのにもふさわしいと言われています。
自分にとっての財産になるような、大きな一歩になると考えられるので一粒万倍日に新しいものごとを始めてみるのはおすすめです。
6.結婚
一粒万倍日は、結婚に関する全般に対して縁起が良いとされています。
幸せが末永く続く日とされているので、両家顔合わせから結納、結婚式、入籍日まで、あらゆる結婚にまつわるものごとの始まりにふさわしい吉日と言えるでしょう。
その他、プロポーズや婚約指輪や結婚指輪の購入にも良いとされています。
7.宝くじを買う
宝くじ売り場には、一粒万倍日の旗が立っていることもあります。
一粒の籾からたくさんの稲穂が実るように、支払ったお金が何倍にもなって返ってくると考えられているからです。
運だめしなら、一粒万倍日に宝くじを購入してみるのがおすすめです。
まとめ
以上、一粒万倍日について詳しくお伝えしてきました。
最大級の吉日である一粒万倍日も、やっていいこととやらない方がいいことがあることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
まちがった認識で一粒万倍日にものごとを始めてしまうと、かえって凶意が強まってしまいます。
一粒万倍日には、何事も万倍になって返ってくることを知って、返ってきてほしくないことを始めるのは控え、返ってきてほしいことだけを始めてみましょう。
一粒万倍日の持つ幸運を今年もしっかりとつかめますように、2024年のアクションを起こす際の参考にしてみて下さいね。